8/31、9/1に開催された日本食品工学会の第27回年次大会(大阪公立大学森之宮キャンパス, 大阪府大阪市)に参加しました。
14年ぶりの出席。今回はポスター発表です。


ポスター発表自体が久しぶりで、ポスターの作り方を忘れていました。ついでに、食品工学会の年次大会でポスター発表をするのはほとんど学生だったことも忘れていました。周囲のヤング率が高い発表者が若い!
門脇廉, 咀嚼能力の大小を反映可能な食感評価システムによる脆性多孔質食品の破壊挙動の観察, 日本食品工学会第27回(2026年度)年次大会講演要旨集, p145, 2026年9月1日
<発表概要>
いささかローテクな装置による脆性多孔質食品(スナック菓子)の圧縮試験の報告です。
私たちが顎でスナック菓子を噛みつぶすとき、顎の動きは菓子の硬さや壊れ方から影響を受けています。人体と食品の間には、力と動きに関する相互作用が存在するわけです。その相互作用は食感の一因になっています。そのため、咀嚼能力が高くて自在にガリガリ噛める人ならば硬いと思わないせんべいも、咀嚼能力が低くて一所懸命噛みしめないといけない人には硬いと感じられることでしょう。
そんな非常に素朴な「かたい」という食感ですが、従来の食感評価機器(荷重試験機)では上記の違いを直接見出すことができません。なぜなら、試験機は人間よりも頑丈で剛性が高いため、一所懸命噛みしめる、に相当するプロセスが存在しないからです。
その噛みしめに相当しそうなプロセスを試験機に与えるアタッチメントを製作し、市販のスナック菓子を試験したらどうなるか……を今回発表しました。
この件には今回とは別の広がりもありまして、9月19、20日の日本咀嚼学会で発表してきます。
というわけで、ポスターを見に来てくださった皆様、大会関係者の皆様、有難うございました。